この度の東日本大震災におきまして亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様、またその御家族に心よりお見舞い申し上げます。
かつてない大きな震災は、たくさんの悲しみを生みました。
たまたまこの歴史的な大災害の中で生きていた私たち、
そして、その中で生かされている事の意味を深く考えさせられざるを得ない気持ちでおります。
これまで、私たちがいかに文明に頼って生きていたかという事を、思い知らされました。
長い歴史の中で人が作り上げてきたものが、自然によっていかに簡単に消し去らされ、
電気がない生活というのがこんなにも不便で人の気持ちを不安にさせるという事を、
まざまざと見せつけられたような気分です。
被災され、九死に一生を得た知り合いは、「まるで地獄だった。」と語っていました。
命を取り留めても、心に深い傷を負われた方が何万人といることを思うと、
自分には何ができるのかを考えて毎日を過ごしております。
ただひとつ、この先の日本に希望が見えるようなエピソードを耳にしました。
電車が止まった東京では多くの人が帰宅難民となり、
それぞれの自宅までの長い道のりを歩く中で見ず知らずの人同士が行く先の方向を確かめ合い、
寄り添って歩く姿が多く見られたそうです。
その光景は、都会の真ん中とは思えないとても温かい空気に囲まれていたそうです。
この巨大な悲しい出来事は、もしかしたら日本人が忘れていた「人間らしさ」を
取り戻すことのきっかけに出来るかも知れないという光を感じました。
こんなにたくさんの方々が犠牲になってしまったのですから、
その方々のためにも、復興した日本はこれまで以上に美しい国に再建しなければならないと思っております。
特に近年、日本人は「人間らしさ」を忘れていたような気がしませんか?
人を愛すること、自然と共存すること、競争ではなく皆が平和で笑って暮らすことの大切さ…。
もう一度、「人間らしさ」を考え始めてみませんか?
2011/04/11


